うはうはだぬん
読んだ本の記録
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玩具修理者/小林泰三
玩具修理者 (角川ホラー文庫)玩具修理者 (角川ホラー文庫)
(1999/04)
小林 泰三

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玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。壊れたものを一旦すべてバラバラにして、一瞬の掛け声とともに。ある日、私は弟を過って死なせてしまう。親に知られぬうちにどうにかしなければ。私は弟を玩具修理者の所へ持って行く…。現実なのか妄想なのか、生きているのか死んでいるのか―その狭間に奇妙な世界を紡ぎ上げる。

【玩具修理者】
哲学的。生物と無生物の違いは何か…そんなものはない。そうなのか!
区別しようとするから難しくなるんだね、もっと単純なものだったんだ。
…って、納得できればいいんでしょうが凡人なので頭を抱えてしまいます。
2人の会話、回想を通して少しずつ見えてくる真実。
じわじわと訪れる恐怖に叫び出しそうになる道雄が素敵です。
クトゥルフネタがわかるとさらに面白いと思う。

【酔歩する男】
理系の単語がいっぱいでクラクラ。しかしそんな事を凌駕するほどの衝撃。
今日の次は明日でもなく明後日でもない。昨日の次は今日ではない。
原因が結果となり、結果が原因となる。時間の壊れた悪夢の世界で
死ぬこともできず、終わることもできず、ただただ時間を彷徨う。
怖いです…。
黒娘 アウトサイダー・フィメール/牧野修
黒娘―アウトサイダー・フィメール (講談社ノベルス)黒娘―アウトサイダー・フィメール (講談社ノベルス)
(2003/09)
牧野 修

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近づく男どもは、問答無用で骸に変わる!クールな長身美女アトムと甘ロリ系美少女ウラン。二人の去った跡に築かれた惨殺死体の軌跡を辿って、迫り来る謎の男。背後には、いにしえから連綿と続く秘密結社の影が!?逃げるように旅をつづける殺戮の女神が目指しているのは…。

男性の女性に対する負の部分がこれでもかっ!と描写されているので吐き気がする。
そんな鬼畜どもを容赦なく惨殺していくアトムとウラン。スカッとします。
しかしそんな2人の行動は「ただ男たちを殺したい」という単純なものにしか思えず
裏に潜む「古代から続く性差の戦いの歴史」にはまったく繋がっていかない。
後半になるにつれ軸がズレまくっていないだろうか? なんか謎。
で、ウランたんは結局なんだったの?単なるイカれたゴスロリ娘?いや人間技ぢゃねぇ。
パーティ/山田悠介
パーティパーティ
(2007/11)
山田 悠介

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「俺たちはこの山で許されるのか?それとも裁かれるのか?」戸部康太、平沼英紀、後藤国男、伊藤仁志、今年十九歳となる四人はかつて固い友情で結ばれていた。小・中学校時代からの親友であり、何をするのも一緒で、ひとりの女の子を守ってきた。だが、その子はもういない―。そして青空に浮かぶ雲よりも高いここ「神獄山」で再会した四人は、目の前の山を登り始める。少女への強い想いと、山頂にいる者への殺意を抱いて。果たして裁きの山の頂上で彼らを待ち受けるものとは?そして彼らの犯した罪とは。

ちょっと古臭い友情物語ってカンジ?
今どき一人の女の子にあそこまでやるヤツなんていないでしょう!
その純真で一直線な性根は見上げたもんだけど、やってることは…。
区内トップの学校に通うくらいの頭を持ちながらその幼稚な行動って。
理解に苦しむし、まったく共感できませんでした。
罪を犯した人間が神の許しを得るために登ったという「神獄山」
いい設定なのに活かしきれてないというか…もっと象徴的に使えなかったのかな。

眠り猫/花村萬月
眠り猫 (新潮文庫)眠り猫 (新潮文庫)
(2004/01)
花村 萬月

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私立探偵、なのだという。だが村上冴子の眼の前にいるのは、かなり変わった二人組だ。元刑事の“眠り猫”こと仁賀丈太、相棒で元ヤクザの長田勲。人生の裏を見られるかもしれない―。猫のたったひとつの殺し文句で、女優の道を捨てた冴子は探偵助手となった。やがて、暴力団の激しい抗争に飲みこまれる事も知らずに。

登場人物たちのキャラクターがとても魅力的でした。
特に元刑事の「眠り猫」、猫は女たちを夢中にさせる。
うん、私も好き。飄々としていて捉えどころのない感じがいいなあ。
そして、ここの親子関係も変わっている。
ヒモ息子から小遣いをもらってみたり、小3だった息子に女とのやり方を教えてみたり。
友達感覚ですね。隠し事も干渉も一切なし。好きなことをしろと。
「なぜ、オレを子供扱いしない?」
「――俺の、子供だからさ」
この会話が印象に残りました。
世間的にはどうよ?って思うけど、いい関係で羨ましいぐらいです。
オール/山田悠介
オールオール
(2007/06)
山田 悠介

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一流企業に就職したけれど、やりがいを見つけられずに、一年もたずに辞めてしまった健太郎。悩んで、偶然飛び込んだ“何でも屋”は、変な奴らに、変な依頼だらけだった。ある日依頼がメールで舞い込んだ。題名は「私を見つけて」、私のゴミ屋敷を午後5時までに片付ければ、報酬は500万円!?高額の報酬につられ、半信半疑で仕事を始めた健太郎たちだったが―。

何でも屋っていう設定がそもそもズルイ。
なんでもアリぢゃん。発想だけはいい悠介ちゃんがそういうことしちゃう?